muraco(ムラコ)の英国(UK)ディズ

妹に「姉ちゃん生きてるだけでネタになるよ」と励まされているムラコ日記です。

改装完了!

体調不良のまま、誰もシフトに変わってもらえず、昨日は泊まりの仕事をして明けの今日です。この仕事は誰でもできるけれど、誰もやりたがらない仕事なのと、人数がいつもギリギリだから、結局誰かの負担になってしまうんですよね。

人をケアする仕事だからこそ、誰かが仕事に入らないといけない仕事です。長い年月は私は続けられないなとしみじみ思いました。オットは見かねて、前日にマネージャーに誰か他の人を立てられないか連絡してくれたんですけど、私はすでに他に誰も立てられないとマネージャーに言われていたので、これ以上ぐちゃぐちゃさせたくなかったのもあります。幸い2日間寝ていたので、熱はあっただろうけれど、下がったらしく、今は喉が超絶痛いです。

世の中のニンプさんてこういう時どうしてるんだろうって思いながら、昔からの社会人としての責任感みたいなので、仕事に出ているムラコ。オットからは、日本人魂を出さなくていいとすら言われました。後数年はここで働きながら、別のキャリアを目指すので、今まで具合が悪くても仕事に行っていた感覚で、仕事に行ける度合いと仕事に行けない度合いを自分で考えながらやり過ごしているここ数日です。

現在職場。シフト交代の人が来たら、即帰って寝ようと思います。

前置きが長くなりましたが、以前にお話しした丁寧な仕事をする現場の方の改装工事が終了しました!
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こちらです!

床一面が防水シートになっていて、そのままシャワーが浴びれるようになっています。

1人で約1週間で完成していました。タイルも張り巡らされていて、これでジー様もいつでもシャワーを浴びれますし、掃除が簡単になりました。


9月8日にエリザベス女王2世の他界により、昨日チャールズ3世が後千木として正式に任命されたテレビが報道されました。私はあまり女王の思い出ありませんが、イギリス国区だけでなく長くイギリスに住んでいる日本人の方々にもとても深い時代の終わりを感じているようです。

今日はさすがにやられました。

泊まり明けの昨日の朝から、体調不良で具合が悪く、確実にオットの風邪がうつったようです。

うつるのだけは嫌だと思っても豪快に咳はするわくしゃみはするわ、そりゃ否が応でも濃厚接触者になるものですから、避けれれませんでした。今思えば、マスクしておけばよかった。

思ったよりも症状が重く、喉も痛み、くしゃみ、寒気、完全なる風邪です。昨日からずっと寝込んでおり、食事も全て寝室で済ませる状況です。起き上がれない。オット責任を感じたのか、料理は昼食も夕食も作って運んでくれました。

今日は1日お休みでしたが、妊婦に接種が必要な百日咳の予防接種が午前中に入っていました。必死にダルい体を動かして、エイヤーで病院に向かうムラコ。今日はフラメンコのレッスンも久しぶりに参加できると思ったけれど、参加できる体力なし。風邪をひいたせいで、全ての予定がこんんなに狂うと思うと、情けない気持ちと悲しい気持ちになります。

とは言っても、早く予防接種受けて、なるべく早く家に戻り、横になりたいとそればかりを目標にクリニックへ向かいました。

クリニックの総合受付で、「百日咳の予防接種で10時10分に予約しています」と話すと、助産師さんエリアの待合室でお待ちくださいとのこと。妊娠関係は通常は受付でのやり取りなく、助産師から名前を呼ばれるまで助産師エリアの待合室でひたすら待つってのが通例なんです。だけど、以前に予防接種ってクリニックの方って言われたよなぁと思いながらも総合受付の言う通りにしました。

助産師エリアの待合室で待つも、30分経っても名前呼ばれず、私より後に来た人ばかり診察室に入っていくではありませんか。1時間経ったところで、これおかしいと思い、再度総合受付に確認すると、助産師担当なので、名前を呼ばれるまで待つようにと言われ、また助産師の待合所に戻るムラコ。受付の人なんだか新しい人みたいで、ちょっと頼りないんだよなぁと思いながらもパソコン見ながら話してるしなぁと思ったり。

1時間が過ぎたところで、さすがに私がポツンと助産師エリアの待合所にいるので、みかねた助産師さんが「もう長くここで待っているけれど、予約時間は何時?」と聞いてくれました。

事情を話すと、そもそも予防接種は助産師の管轄ではなく、総合窓口を通してクリニック担当だと言われる始末。

総合窓口で2回確認したら、助産師エリアで待つように言われたと言うと、助産師さんが「あら。。なんてことかしら」みたいな顔して、すぐに総合窓口に話してくれました。

1時間半待ってようやく名前を呼ばれ、看護師にも待っている場所が違ったと言われたので、私は「2回も確認しました。受付の方が助産師のエリアで待つようにと言ったので待っていました」と話したと同時に、もう涙が溢れて看護師の前で泣いてしまいました。

体調不良でなければ、もう少し気持ちは違っていたのかもしれません。ただ、2回も確認して、違う案内をされ続けて、体調不良で今すぐにでも横になりたい弱ったムラコにはとても過酷な状況でした。

予防接種は2分で終わりました。

受付のあの人に何か言ってやりたかったって体調不良でありながらもそう思うムラコ。だけど、なに言ってやったらいんだろうっていうのもあるし、それを言うだけに受付にいく自分も惨めだし、もうなんとも言えない気持ちでクリニックを後にしました。

珍しく食欲不振で朝ごはんも食べずに昼近くまで待たされた自分。早く横になりたかったのに、受付の間違いの案内で、ひたすら待たされる自分。フラメンコのレッスンも久しぶりに録画でなくて、オンタイムで受けれるはずだったのに、その体力すら無い自分。明日の泊まりの仕事も誰も交代してもらえる人がいなくて、今日限られた時間で回復できるだけ回復しないといけない自分。お昼に温めたスープが熱すぎて指を火傷する自分。

以前も書いた「停滞期」「種まき期間」が頭をよぎります。そう、8月9月は色々とうまくいかない月のムラコ

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そう思うと、少し気が楽になるムラコ。

妊娠4週しか違わないお友達にメッセージで話を聞いてもらい、お友達から「頑張った自分に甘いものを食べたらいいよ」っていうアドバイス通り、昨日お気に入りのパン屋さんで買った、ラズベリードーナツを食べて自分を癒やしたムラコでした。

あまりにも不適切な病院の受付案内に、私ですらそんなこと間違えずに案内できるわと思う自分がいると、また自分のキャリアについてとか、この国にいる自分の社会的地位について虚しくなる自分。今日ほど日本に帰って出産したらどんなに安心かとか、「しなくていい苦労をしに海外に行くことないよ」って誰かに言われたなって思い出したことはありませんでした。そして、今日ほど日本の医療サービスの素晴らしさや、働く人たちの責任感のあり方など、感謝した日はありませんでした。前から気づいてたけど、今日はもっと感じました。

明日は少しでも元気になってるといいなぁ。小さい頃に具合が悪くて学校お休みして家で休んでいると親がよくディズニーのビデオを再生してくれました。この年になっても具合が悪くて横になる時に見るのはディズニー(笑)うちの母は母が子どもの頃に具合が悪いと、「桃缶」食べさせてもらってたって話をしてくれたのを思い出しました。私はディズニーみたい(笑)

思ったものと違ったものができたパイ

介護先のお家は広いお庭があるのですが、そこにリンゴと洋梨ができるんです。

貰えるだけもらって、大きなお鍋いっぱいに作ったジャムをパイにしたかったんですね。洋菓子ならオットかなと思い、パイ用の耐熱皿もなく家にあるフライパンで作ったんですね。

私の理想は、アップルパイのようにサクサクのパイ生地にジャムと組み合わせて食べるあの感じを夢見ていました。

下の生地半生っぽいし、サクサクしてるどころかベチョベチョで、結果何食べるかわからないものができました。

まだたくさん残ってて、これどうしよー。ジャムだけすくって食べています。それならこのままパンの上に乗せてジャムとして食べとけばよかった(苦笑)

イギリス人ってインドカレーが大好き

私の近くにいる人たちだけかもしれませんが、何かとインドカレーを食べることがこの上ない幸せと思っている人たちです。

例えば、誰かと会食に行くとかあるじゃないですか。少しお洒落なところ行こうみたいな、オットの友人のパートナーと会うとか。もちろん、幼馴染同士だと、何食べる?インドカレーでしょ。みたいになるらしいんですが。

ご存知の通り、イギリスって特に胸を張って美味しいと言える料理ないんですよ。日本なら、お寿司屋さんとか、お洒落居酒屋とか、いろいろあるじゃないですか。

特に私の住む東北地方にはロンドンとはかけ離れていて、焼肉屋もないし、中華料理というとテイクアウトのイメージが多い。

あと、これはただの私の勝手な解釈なのですが、紅茶大好きイギリス人ですが、そもそも紅茶ってどこから来たかって、インドじゃないですか。

www.tea-a.gr.jp

だからスパイスが効いたあの後を引く辛さがたまらないインドカレーもイギリス人の文化に浸透したんだと思います。

市内になる市場(マーケットプレイスと言って、魚屋さんやら、八百屋さんやらテイクアウトのお店が並ぶ一角)にはもちろんカレーのお店も出店しています。

オットとこの前、50パウンドの紙幣について銀行に行ったのですが、土曜日は12時半に閉まる銀行。1時間半並んでようやく解放された後に、何食べるの話になった時

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ムラコの好きなものでいいよと言いながら、「あ、美味しいインドカレーのテイクアウトがマーケットにある」ということで、またカレー?と思いながら、行ってみました。サモサが好きなので、それに釣られた私もいます。

サモサとひよこ豆インドカレー。後ひくスパイスにこれまたテイクアウト感があるそんなに濃ゆい味でない感じで美味しくいただきました。もう一つは、ご飯とインドカレー

こちらはもっと優しいお味のカレーでした。
私はお酒を飲むのが大好きなのですが、今は飲めないので、どうしても甘いものに走る。走る。走る。

街に出ると必ず買ってしまう。

いつもは付いてこないワッフルが付いてきた!少し得した気分で、2つの味(塩キャラメルと、アップルレモンピール)をいただきました。

インドカレーとイギリス人。インドとイギリス。紅茶とイギリス人。インドとの歴史がこうやって影響してるんかと、自分の勝手な憶測ですが、文化の歴史に感動しているムラコでした。

通じる英語(俗語)があるっていうこと

今も英語を話すことに自信はありませんが、それとは別で、通じる英語(俗語)と通じないものがあるのがあるのをこの2年弱で知りました。

私はアメリカやカナダの発音をよく耳にしていたので、30歳過ぎてからイギリス英語とアメリカ英語の違いに気づいたり、オーストラリア、シンガポールにもそれぞれ独特の訛りがあるのも知りました。シンガポールの英語をシングリッシュって言ったりするとか。それまでは英語って全世界共通だと思ってました(笑)

オットが映画やらドラマを見て、「この人はアメリカ人だと思う?イギリス人だと思う?」という下らない質問をしてくるのですが、聞いてくる時は大体イギリス人が多いので、正解率は90%なんですけれど、英語を母語とする人たちには瞬時にわかるようです。私たちで言う、方言とはまた違うようですね。

イギリスに来て、使いたくないけれど使わないと通じない「通じる英語」っていうのがあります。通じる英語って言い方が変なのかもしれないのですが、皆さん「Cappa」って分かりますか?「カッパ」って言います。

「河童」ではなくて、「カッ」に少し力入れて「ッパ」が弱めに発音する感じですね。

メモでも書くし、もちろん言葉でも話すのですが、「cup of tea」「一杯の紅茶」っていう意味です。私の介護先のジー様に紅茶を作ってキッチンに置いておいて「紅茶がキッチンにあるよ」「you have a cup of tea in the kitchen」というと「え?」って聞き返されるんですよ。耳が遠いのもあるんですが、大体聞こえないふりするのも得意な人なので、どっちかわからないのですが、私は紅茶があることを伝えたい。そこで

「「台所にカッパがあるよ」「You have a cappa in the kitchen」と伝えると、機敏な態度で紅茶を取りに行くんです(笑)

あとまだ理解できないのが、紅茶のティーバックのメーカーをどれ使ってるかでステイタスみたいの出す感じ。分からん。

大体よく一般家庭で使われているのが「ヨークシャーティー」です。こちらはファミリーパック。フレーバーもあって、ビスケット風味とか、いろいろありますが、まぁ大体このヨークシャーティーですね。

www.yorkshiretea.co.uk

あとは、Tetlyです。どう読むか分かりませんが、こちらはイギリスに長くいた日本のお友達からお土産リクエスト頂いたことがあります。

www.tetley.com

最近はホルモンバランスの変化か豆乳を好んで飲むようになりました。以前の私は飲むと吐き気がするくらい苦手だったのに、ホルモンってすごいですね。デカフェ紅茶はTetlyで見つけたので私は最近そちらを飲んでいます。

現地に来たら、使いたくなくても使わないと通じない俗語があると知ったムラコでした。

ちょっと感動。きちんとした仕事態度をイギリスで見れたこと

変な題名になってしまいましたが、イギリスに来て思うのは、真面目に仕事してる人たちっているんか?って思うことが多くあるんです。少なくても私の住むこの地域では真面目に仕事に取り組んでる人目にしたことありません。

薬局に住居者さんの薬を取りに行って、質問すると「私は土日しかここで働いていないので、詳しいことは分かりません
」と言われる。薬剤師が用意した薬の数が間違っている時がある。店は開店時間はしっかり守るのに、閉店時間はお客を追い出すようにせきたてて閉店を促す。

通販で注文した品物は届く日に届かず、不在の場合は玄関の前に置かれるか、隣の家が在宅なら隣の家に預ける。

時刻表で予定されていた電車が直前でキャンセルされる。

住居者さんの家にメンテナンスに来ると言って火曜日にくるというだけで何時に来るのか。何日の火曜日に来るのか説明しない。

取り上げればいくらでも出てくる「やる気あんの?」「仕事に対する責任感ってある?」がいくらでも出てくるのですが、なんと今回きちんと仕事してる人を目の前で見ることができました。

これもやっと実行された話ではあるのですが、約6ヶ月前に話が出ていた住居者さんの家のお風呂場改装計画。やっと業者さんが来てれました。お一人で工事されるようです。

広さとしては何畳くらいだろう。5畳もないかもしれないですね。

ご覧ください。この丁寧な対応。

こちらの方はポルトガルの方で、35年間このお仕事をされていて、イギリスには18年いるようです。毎回訪れるお家ではその日の行程が終わる度に毎回モップで床を拭いたり、掃除機をかけて帰るそうです。日本の文化だったら、それを当たり前とか、相手のこと思えば自然とできることだと思うのですが。それも人によるのかな。。

イギリス生まれのイギリス育ちではないけれど(苦笑)現地でもきちんと仕事している人に出会えたことに嬉しさを感じたムラコでした。(笑)