muraco(ムラコ)の英国(UK)ディズ

妹に「姉ちゃん生きてるだけでネタになるよ」と励まされているムラコ日記です。

長い間お休みしていたブログ

12月3日の親戚の結婚式のお話しからどれだけの日数が過ぎていったのでしょうか。頭の中ではブログを書きたいという気持ちがありながらも、なかなかパソコンに向き合える時間がありませんでした。私のリラックス時間でもあるので、その時間が取れていなかったということなのかな。

ニンプの期間はお腹の張りやら、胃痛やら、あとは産休まで駆け抜けるという意識に集中していたので、自分を振り返るような時間を敢えてとらなかったのかも知れません。

そして12月23日にニンプを卒業しました!予定日は12月18日だったのですが、その日になっても体が出産できるような準備が整っておらずでして。12月20日から本格的にお腹が痛み出しました。2日間陣痛に苦しむも1日目は病院に行っても帰されました。お腹に胎児の心拍数が確認できる機械を当てられて2時間くらい?胎児に問題なし。赤ちゃんが出てくるところがまだ開いていないということで。。。

陣痛2日目の夜は耐えられないくらいの痛みで、夜間窓口に状況を説明して急きょ病院に行くことになりました。そして胎児の心拍数を確認すると心拍数の低下が見られたということで、胎児の生命がヤバいかもということになり、そこから状況は急変し、医師の手で破水させて20時間かけて約3700グラムの男児を出産しました。

外国の病院で出産することは言葉の壁があって不安に思っていました。だけれど、単語は意外と簡単な単語を使ってくれていました。英語のニュアンスは私にはよくわからなかったので、ネイティブのオットからすると異様な声かけもあったようですが、私自身出産に集中していたのとニュアンスとかわからなかったので、気になりませんでした。

今回、ムラコの両親が1ヶ月産後ケアに来てくれていました。予定日の18日にイギリスに到着。まだお腹は大きいままで両親の到着を迎えました。(その日までには生まれてるかなという勝手な予測でチケット取ったので;苦笑)

人生初めての出産は自分の想像していたものとは違っており、どちらかというと胎児の心拍数が弱っているし、緊急の帝王切開になるかも知れないという話も2回ほど言われましたが20時間かけて体を自然分娩の状況まで持っていくことができました。

事前にお菓子とか新しいパジャマとか用意してお泊まり気分で病院の用意していたのに、現実はそんなワクワクしたものではありませんでした(苦笑)

産後うつという言葉を聞いていましたが、私にもありました。妊娠中はホルモンバランスによる怒りのような攻撃的な感情になるのですが、産後は自分を責める自負の感情になるというのが私の経験でした。このまま自分がいなくなってしまってもいいんじゃないかっていう感情に襲われる時もありました。それを繋ぎ止めてくれたのが、日本から来た家族でした。

自分で選んだ異国の地での出産ですが、やはり母語でない国での出産や産後はかなり精神的にも負荷が大きかったので、両親がイギリスに来てくれたのは本当に救われました。

気づくともう産後2ヶ月になろうとしています。まだ外出してママさん達との交流をするという気力と体力はありませんが、まずは生活サイクルを自分の中で安定させて心も落ち着かせてからいろんなことに取り組んでいきたいなぁと思っています。

話には聞いていたのですが、カナダの病院は出産してから初めての食事がマフィンだったと聞いていて、イギリスはどうかなぁと思ったら、20時間水しか摂取できなかった私の最初の食事はトーストとジャムと紅茶でした。しかも夕方18時以降の食事(笑)
オットは嬉しそうに食べていましたけど、分娩室を軽く掃除したその場所でトーストを食べるという状況(笑)

日本では医療行為にあたるへその緒を切る作業はこちらでは家族が切断することができます。オットは最初は助産師さんに任せると話していましたが、助産師さんから、強く勧められたのもあり(笑)へその緒はオットが切断しました。

入院も24時間のみで、1日だけ入院して翌日には退院でした。今まで入院したことがないムラコでしたが、初めての入院は産後だったわけですが、なぜか8人部屋の病室に赤ちゃんの鳴き声以外にどなたかのパートナーのいびきが響く病室での入院となり、赤ちゃんの鳴き声以外の音でメア覚めるというこれまた別の貴重な体験をしたムラコでした。