muraco(ムラコ)の英国(UK)ディズ

妹に「姉ちゃん生きてるだけでネタになるよ」と励まされているムラコ日記です。

イギリスの結婚式に出席してきました。

今月のオットの誕生日に偶然オット側の親戚の結婚式がありましたので、出席してきました。

すでにお子さんお二人と自宅を購入している方々なのですが、彼らの感覚では、子ども→ローンを組んだ家の購入→結婚式というのは流れとしては「あり」のようです。

もちろん、婚姻関係にならず事実婚として結婚式を挙げずに生活している方々もいますし、そっちの方が多いかもしれないですね。シングルマザーも多いけど。国からの補助が出るからかな。だから付き合う、別れる、他の人と付き合うという感覚もとってもオープンですし、彼女に前の彼氏の間にできた子どもがいて、付き合うってのもアリな関係です。

今回私が参加した結婚式もまぁまぁきちんとした結婚式で、もっと厳粛にするなら教会であげるようですが、彼らはホテルの会場で結婚式を挙げました。

日本の結婚式と大きく違うのは、現場に行政書士さんみたいな方がいて、その場で正式な夫婦として認める書面を書くんです。神父さんじゃなくて、仕事として法的な書類を扱っている人が結婚式に同席して、誓いの言葉を読み上げて、新郎新婦がそれを復唱して、書面にサインするという流れです。

そして意外ときちんとしてるなと思ったのは、その誓いの言葉や書面でのやりとりの時は写真を撮ってはいけないんです。もちろんSNSにもあげちゃダメ。意外とプライバシー保たれてるんだと思いました(笑)

誓いの言葉の会場と食事会場は同じらしく、出席者は一度会場を出て併設されているパブで個人経費で飲み物を購入して、各自自分の家族やら親戚やら友人と永遠と話してる感じでした。時々軽食が配られたり、飲み物のサービスもありますが、ビール飲みたい人はパブで注文するという流れです。

こちらの結婚式費用は全て主催者持ちです。すごいなぁと思います(笑)参加者大体100人弱のコースの料理代、ホテルのレンタル代、マジシャンも来ていましたし、子どもが喜ぶお菓子の観覧車まで。しかも写真もプリクラみたいな機能のある写真ブースも置かれて、各自写真を撮っては、お祝いのメッセージを書くみたいな(笑)


プレゼントをあげたい人は、また特設のテーブルにぽんっと置くくらい。あとはお祝いのカードを入れるポストがあって、招待された人は、カードにメッセージだけ書いてポストに投函という感じで、お金も包まずです。まだこの国のカード文化が理解できないムラコです。

食事のコースは半年くらい前から事前に聞き取りがあって、そのコース通りに運ばれます。日本でいう披露宴だと思うのですが、司会もいなければ余興もなく、お色直しもないので、ただただ運ばれてくる食事を食べて同じテーブルの人たちとだけ会話する感じです。音楽もなし(笑)

食事の最後になると、主催者の家族からのスピーチがあって、そこは結婚式らしいかなって感じなのですが、スピーチも新婦側のお母さんと新郎がスピーチするくらいでした。

食事が終わるとまた出席者たちは部屋を出て、再びパブで飲みまくります。あとはプリクラ撮ったり、ひたすら話しています。よく会話あるなぁと思うけれど、コミュニケーション能力の高さをしみじみと感じましたね(笑)みんな酔ってるからかもだけど。

そして今度は会場がダンスフロアとして、ここでDJの登場です。一応ケーキカットがあって、新郎新婦がケーキカットを行なって、2人のファーストダンスが始まって、いよいよみんなでディスコ風ダンスの始まりです。このタイミングで食事会場に参加していなかった友人が参加してきたりしていたので、日本でいう二次会の部なんだと思います。

ケーキはマリオとピーチ姫でした。

パーティーは13時に集合して、同じ会場で深夜まで開催されるようでした。オットが帰ってきたのも23時過ぎていて、まだゲストは会場にいたというので、同じ会場で全て凝縮されているようでした。

初めてのイギリス結婚式の参加でしたが、日本と違った結婚式の流れを見ることができて良かったなぁと思いました。そして、私はイギリスで結婚式を挙げたいと思っていましたが、正式な書類の交わし合いなどを見た時に、自国でないところであまり法に縛られたくもないので、イギリスでの結婚式はしなくていいなと改めて自分の気持ちを再確認できる機会にもなりました。