muraco(ムラコ)の英国(UK)ディズ

妹に「姉ちゃん生きてるだけでネタになるよ」と励まされているムラコ日記です。

今まで物を車に投げつけられたことありますか?

本来はもっと楽しいお話などもあって、本当はそういうのをアップしたくて、いつか時間を作りたいと思っていたのですが、そうしているうちに、衝撃的なことが起きたので、それが先になってしまいました。

今まで物を車に投げつけられたことありますか?

私は生まれて初めてです。しかも子ども(10歳とか11歳くらいかな)日本の子供たちでそんな失礼な子達に出会ったことありません。

イギリスは今週ハーフタイムと言って学校がお休みなんです。マネージャーは3人の子どもの親で子どもたちのために今週は有休を使ってキャンプに行っています。

なぜこんなことが起きたのか。どちらかと言うと私達の意志というよりも、友人の勧めでベイビーシャワーなるものを計画しています。アメリカが発祥のイベントらしいのですが、本来は女子だけ集まって、ノンアルコールで赤ちゃんにまつわる話をする会みたいなのですが、イギリスでもアメリカの影響を受けて、そう言うイベントをしているようです。そのイベントの招待状を彼女が注文してくれたので、それを受け取りに行きました。

オットの友人の妻が住んでいる地域は経済的な困窮者であったり、地域として治安が悪いと言われている住宅街です。オットの友人が2年前にガンで他界し、当時1歳児と新生児を抱えた妻は住む場所もなく、そう言う場合は政府が家を提供するのですが、家は選べないので、彼女はそこに住んでいるって言うのが背景にあります。

仕事上がりに疲れている体に自分でエールを送りながら、運転し、その住宅街に入ったところ6人くらいの子ども達が道路のど真ん中で自転車に乗ったり、サッカーボールで遊んでいました。

ニンプが車で子どもを怪我させるなんて事態は避けたいし、誰だって子ども傷つけたくないじゃないですか。だからゆっくり運転して、子ども達に害がないように運転したわけですよ。

そしたら何が起きたと思いますか?2人の子どもが自転車で私の車の側に沿って競って近づいてくるんですよ。1人の子どもなんて「ハロー」と言ってくる様。クレイジーかよって感じで、無視して運転していました。
すると突如「ボンッ!!!」という音がしたんです。

そうです。他の子どもが私の車めがけてサッカーボールを投げてぶつけてきたんです。

実はオットの友人の妻の家はその子ども達が遊んでいるところから、3メートルくらいしか離れておらず、車を止めた私が唯一できたのは、子ども達を睨むくらいでした。

あまりのショックに、家に帰って泣いている私がいましたが、こんな国、長くいるもんじゃないとすら感じました。

オットに言うと、「あのエリアは治安が悪いって言ったでしょう?ハーフタイムでも親がどこにも連れて行かないから、子ども達は道路で遊ぶしかないんだよ。きちんとした親に育っていない子ども達だから礼儀を知らないんだよ」

そんな無礼な態度を取るのは私が女でアジア人だからかとも思いました。だってオットが同じように運転していたら、その子ども達はサッカーボールを車に投げることはないと思うんです。だから、理由は治安が悪い住宅街というのだけが理由ではない気がします。

色んな思いが駆け巡った仕事おわりの午後。疲れているのに、余計にショックなことが起きて、少しずつこの国でもう少し頑張ってみようかなって思ったのに、現実を見て、我に帰った自分がいたのでした。

子ども達に中指立ててやろうかと思ったけれど、それはやめておきました。