muraco(ムラコ)の英国(UK)ディズ

妹に「姉ちゃん生きてるだけでネタになるよ」と励まされているムラコ日記です。

終わるものがあると始まるものがある

8月15日の終戦記念日と共に私のストレスの戦いが終わったことについてお話ししました。

muracoukdays.hatenablog.com

あれから数日経ちましたが、どことなくモヤモヤするところがあったので、なんでかなって考えている日々ではあります。そこでなんでかなって思ったことを思いつきベースで書き出してみると

「契約終了は1週間前に通達することがほとんどとエージェントから聞いていたけれど、雇用先からは即日契約終了と言われたこと(業務の引き継ぎや一応一緒に仕事していた人への挨拶とかそういうのする時間すらくれないんだと思った。)」「イギリスの地方に住んでいて、在宅ワークはイギリスのエージェントを通すことで福利厚生や雇用体系が整っているのだと思っていたけれど、契約終了も勤務時間の交渉も全て自分でやっていたこと」「エージェントを通して人件費を支払う雇用主からは私が高い給与を望んでそうしていると言われたが、そもそもイギリスに居住していて、イギリスのエージェントを経由して求人を出していたのはそっちなのに、どうして日本に雇用形態を移籍しなくてはならないのかということ(有給なんて存在しない。もし移籍したら)」「チームワークを重んじようと業務以外にも私の住んでいる地域の話や話してもいいくらいの個人の身の上話などをして人間関係の距離を縮めようとしても、相手には1年5ヶ月の間何も響いていなかったんだということ」

きっと思い出せばまだまだ出てくると思うのですが、私が今回自分の中で再確認したのは「人を大切にする人と働くこと。同じ目標を目指す時に関係する人々とは色んなことを共に分かり合い協力していくこと。感謝することが私の大事にする軸なんだ」ということです。

確かに、そもそも仕事をもらう時の面接ですら電話でしたから、雇用主とは直接会ったことも顔すら見たこともないんです。気分のいい時は、なんだか人のこと思っているようなメッセージが来ますが、途端に自分の機嫌や状況が悪くなると、その感情を全てぶつけてくる。私が社会人として働いてきて、こういうタイプの方は初めてでした。それでも会社の代表として名前を出して従業員2人と本人の1人で経営を成り立たせているのですから、世の中わかりませんね。

ありがたいことに、エージェントの担当者の方は私と考えが近い方のようで、契約終了のメールをもらったと連絡を入れたら、電話をくれました。お話も聞いてくれました。私は、もっとエージェントを通して勤務できていたら、エージェントにも貢献できたのに、契約終了して企業の利益減らして申し訳なかったとお伝えしました。タイムシートを担当している他の担当者の方からは、円安の影響が大きいかもともコメントいただきました。(それは納得かなぁと。雇用主からのメールはどんな文章を入れてきてもどうしても金額が高いという気持ちを強く感じましたから)

エージェントの担当者の方は、私の体をねぎらってくださり、「出産後には写真を送ってくださいね。出産とは人生で大きなイベントであり、とても尊いものです」ともお話しくださりました。業務を越えた人の繋がりってこうやってしていくものだと私も今までの社会人経験からそう思っていたので、私がお世話になったエージェントさんにはご縁と感謝を感じています。元雇用主へもお金いただいていたから、感謝していますよ。もちろん。ただ、経営者としての私が素敵だと思うようなセンスはお持ちでなかったというだけです。


私は祖父母も両親も自営業なので、一応商売人の子なんですね。商売人として大事にしていることを祖父母も両親も意識なく、話していと思うのですが、それが私の仕事に対する思いに強く関わっていると思います。「人には感謝すること」「見返りを求めるのではなくて、奉仕すること」「自分のやってきたことを必ず見てくれている人がいること」「目先のお金のことを考えずに人の繋がりを大事にすること」などなど。

前置き長くなりましたが、題名にある「終わるものがあると始まるものがある」というのは、私はまた人生で初めての経験をしているんです。

ぶっちゃけ、イギリスで在宅ワークの案件をエージェントからもらえるのはゼロに等しく、今回、契約終了しても新しい案件をいただくことはできませんでした。(イギリスの派遣エージェントを使えば違うかもしれないけれど、そんな会社あるか調べてなくて。)前から他に仕事ないかは聞いていたけれど、ないんですよね。そこで、それなら日本に在籍している日本企業から在宅ワークの求人を申請してみようと思ったんです。そうすると、なんとまぁ。在宅ワークって様々な形態や企業があって、世の中色んな形でお仕事している方たくさんいらっしゃるんですよ。

zaitakushigoto.com

こちらのサイト、私にはとてもお勉強になります。あとは海外在住の方で、就労ビザがないけれど海外にいる駐在妻や夫、学生さんなど。そうか、海外に住んでいても就労ビザがなけりゃ働けないのか!だから在宅ワークで働いている方々いる!

1つの案件で仕事が終了するものもあれば、自分の成果が認められれば継続依頼ももらえるようです。スキルによって収入はそりゃ変わってきますが、私が思っていた在宅ワークはとてもハードルが高いというか、もっと遠い存在だと思っていましたが、仕事によっては携帯電話(スマホと言われるもの)でお仕事できるものもあるようです。

今は、どんなお仕事があるか求人を見ているだけで楽しい。自分が今まで経験していた世界はまだまだ狭くて、世の中はもっと色んなことが起きているんだと改めて気付かせてもらいました。

今回の生活の安定として収入があった在宅ワークは終了したけれど、新たな生活の糧となるものを探すことで世界を知ることができているのは、こりゃまた自分の人生の新しい領域が広がった気がします。

久しぶりに行ったコスタコーヒー